大野圭一のブログ

建築のことと日々のことと、

3歳の建築家

家具のスタディ模型でしたが、僕が部屋を離れた隙に息子がこんな建物を作っていました。

1/20の模型でしたが、スケールを1/100に転換してみると、突如高層タワーの様相を帯びてきます。そんなことを息子は意図しているはずもありませんが、偶然できてしまっていることにむしろ魅力を感じます。

建物は当然の事ながら、人間のスケールを前提に考えられます。天井の高さ、部屋の広さ、廊下の幅などなど。だけど、偶然に出来上がった物体や空間に、人間がそこに寄り添って建物としての命を吹き込むという関係も面白いのではないかなあと思っています。

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