大野圭一のブログ

建築のことと日々のことと、

夏の思い出

「私が子供の頃、東京でクマゼミと出会うことはなかった。だから、関西旅行の際、はじめて見たこの大型のセミに魅了された。黒光りする甲冑のような背に透明な翅(ハネ)。」

今日の新聞に掲載されていた、生物学者の福岡伸一さんのコラムの一文。その後の幼虫から羽化する様子を描写する文章にも感心したのだけど、まずはこの序文に、

僕が子供のころもまさにそうだったなあと、共感して思わず微笑んでしまった。

 

今年の夏、初めて息子とセミ採りをした。まだ背が届かないので、僕が網を持ちセミを捕まえた。何年ぶりだろうか、セミを捕まえるなんて。蚊にさされながら息子と夢中でセミをさがし、しばし童心に返らせてもらった。いや~、楽しかった。網に入ったセミを手に持ち替えて息子に見せる僕の顔はドヤ顔だったに違いない。

 

ここ神奈川県ではほとんどがアブラゼミの中、時おりクマゼミの声も聞こえていたのだけど、今年はその姿を見ることはできなかった。

来年はぜひとも黒光りする甲冑をまとったクマゼミを、息子と一緒に捕まえたいなと今年の夏を振り返るのだった。

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