大野圭一のブログ

建築のことと日々のことと、

2018年年末に思ったこと

明けましておめでとうございます。

最近、とても共感できたお話を二つ。

 

先月、ラジオでD&Departmentのナガオカケンメイさんがこんなことを言っていました。

「今の時代、一般の人もデザインができるようになっている。僕自身デザイナーなのにこんなことを言うのはなんだけど、デザイナーがデザインするとどこか行き過ぎたデザインになってしまう。デザイナーは一般の人のデザインから学ぶ姿勢を持つことが大切だ。」と。

 

続けてもう一つ。年末の朝日新聞、折々のことばにて、

「受け身の心がなく、積極的に外に働きかけようとするだけのプランには、どこかに嫌味があり不自然さがある。」

解説によると、これは社会的に力を持つ人に多く見られ、人の心をつないでゆく力に欠け、状況に柔軟に対処するのも下手ということだ。

これを僕はこう解釈しました。相手(クライアント)の言うことにしっかりと耳を傾けて、その言葉の奥に潜む問題点や要望に真摯に向き合うことが大切である。と。

 

 

これらに共感できるということは、自分は学ぶ姿勢も持っているし、受け身の心も持っているんじゃないのかな。と思う反面、本当にできてるの?という思いも半分。

決めるのは自分ではなく、相手のほうですからね。

 

いずれにしても、今後仕事に限らず、普段の人との接し方のうえでも大切な考え方だと思うので、今回感じたことをしっかりと心に留めて、今年もまた日々頑張っていきたいと思います。

 

今年もよろしくお願いいたします。